【群馬】シンコー運輸（瀬谷幸雄社長、桐生市）では、自社の倉庫にタイヤチェンジャーを設置し、タイヤ交換を自分らで行っている。配車兼営業として活躍する柳生昭仁氏は、「当初は、どうやってやるか分からなかったが、タイヤに詳しい当社の社長に教えを請い、やり方を学んだ」と振り返る。
　「危険のないよう、しっかり行わなければいけない」ということで全国タイヤ商工協組が実施する空気充填に関する１日講習にも参加。「学科と実技で多くを学び、良い勉強になった」という。特に印象に残ったのが「実際にタイヤが飛ぶ映像。５〜６mは飛んでいて、あれが万一、心臓や顔に当たったらと思うとヒヤッとした」。
　ここで学んだことは、自社のドライバーにも伝えている。「顔は近づけない、前かがみにならない。この二つは徹底してもらっている」。

　社長の娘婿でもある同氏は妻の里美常務とともに、二人三脚で会社を盛り立てている。現在は、里美氏が外回りの営業、昭仁氏が配車をメーンに担う。「長く働いているドライバーからすれば、自分はまだまだ後輩。先輩の話をよく聞いてコミュニケーションを図り、今年は絆をさらに深めていきたい」と抱負を語る。
◎関連リンク→　有限会社シンコー運輸