【神奈川】「社会奉仕を心に置いて 明日に伸び行く末広がりに 安心安全迅速な我ら我ら 我らが支える梅原運輸」。これは、梅原商事運輸（梅原謙司社長、平塚市）の社歌「我らの会社」の一節だ。歌詞には「安全運転を誓い、社会奉仕を心に置きながら力を合わせて仕事に邁進する」という同社長の想いが表現されている。
　社歌を作る以前から、安全会議などで企業理念を読み上げていたが、ドライバーにはなかなか浸透しなかった。そこで、同社長は企業理念を歌にすることを思い立つ。歌詞は梅原社長自身が手がけ、作曲は友人の作曲家に依頼した。
　本社営業所のドライバー研修室に歌詞が大きく掲げられている。定期的に開催しているドライバー研修会では、安全運転や顧客への対応の仕方、トラブル時の正しい対応などを学び、全員で社歌を歌う。

　「ただ読み上げていた頃に比べて、ドライバーの反応も良い。想いを共有することで会社に一体感が生まれ、社会的責任や安全について、より強く意識するようになった」と同社長。社長の想いが伝わり、同社は無事故記録を重ねている。
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