【静岡】ドコス（大河内慶吉社長、浜松市）はこのほど、浜松から名古屋方面・小ロット積み合わせに特化した「ＤｏＣｏライナー名古屋」を開始した。
　大河内社長は「取引先の声や電話での問い合わせをいただくなかで、『運送会社に依頼しても受けてもらえない』という声を聞く」と話す。そのパターンを分析すると、「小ロットでは荷物を受けてくれない」「チャーター便でも受けてくれない」「積み合わせ便は特にやりたがらない」「路線便の会社が近頃受けてくれなくなった」「送りたい荷物の割に運賃が高い」などが挙げられ、しかも、最も要望の多かった配送エリアが名古屋だったという。
　運送会社視点で見ると、（１）集荷に大きな手間が掛かるのに、集荷しなければ荷物が集まらない（２）チャーター便の方が利益が出るので、小ロットでもチャーターして欲しい（３）名古屋という距離的に売り上げが伸びにくく、利益が取りにくいエリア──だと、同社長は指摘。

　「お客様のために何とかしたい」という思いから開設したのが「ＤｏＣｏライナー名古屋」。積み合わせで走るので、少量でも割高にならない、スポット便や緊急便の対応、軽貨物便よりお得な点など、同社の強みを生かすことでお客にメリットを見いだせる。
　「規模の小さな会社だからこそ、できることがある。安心と安全のサービスでお客様の声に応えていきたい」と話す。
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