【千葉】高陽運輸（四街道市）の栁澤隆善会長が手にしているのは、２０１５年度東京都貨物輸送評価制度の評価証明書だ。
　同社では一昨年８月から、千ト協が実施するグリーン・エコプロジェクトに第１期生として参加、エコドライブ活動などに積極的に取り組んできた。同プロジェクトへの参加は事故防止が最大の目的だったが、各ドライバーが燃費に気を付けるようになったことでおのずとエコドライブが実践され、それが安全運転につながり、事故は激減した。公道での事故はほとんどなくなったという。
　こうした取り組みが認められ、エコプロジェクトの事務局から同評価制度への参加を促され、今年４月に申請。７月１日付で都から星一つの認定を受けた。今回の同評価制度の認定では、県から２社が認定されたが、そのうちの１社が同社で、第１号の取得となった。

　柳澤会長は、「当社の仕事は、都市部への搬入が７、８割というのが現状。こうして都から認められたということは大変光栄」だとした上で、「まだ星二つ、三つと上があるので、そこに到達できるよう今後も努力していきたい」と話している。