【愛知】名備運輸（小牧市）の丸川靖彦社長は８月１１日、同社を訪問した教員を対象に講演を行った。
　訪問したのは「響の会」の角田明会長と、広島や高知、地元愛知県内の校長や教頭、教員ら総勢１７人。同会は、元教師だった角田氏が授業力向上のための指導や教員対象の講話など、学校経営を向上させる研修を実施している。今回の講演に至った経緯は、職業体験で親交のある小牧中学校の元校長・玉置崇氏の紹介によるもので、同会が実践の一つの柱にしているのが、「会社経営から学ぶ」ということから実現した。

　丸川社長は、講演テーマを「素晴らしき経営の実現を目指して」と題し、社長就任当初の利益追求型のスタイルを改め、「人」を重要視する経営方針に転換した経緯や、現在進行形の社内の取り組みなどを説明。同会メンバーは、学校教育と重ね合わせて熱心にメモを取った。
　同社長は「人生で初の教員の方々への講演だったが、私の思いに共感していただきうれしかった。私自身も大変良い機会になった」と感想を話した。
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