アサヒロジスティクス（横塚元樹社長、埼玉県さいたま市大宮区）は６月２１日、柏営業所と併設するアサヒオートサービス（同社長、同比企郡滑川町）柏工場の開所式を行った。

　同営業所は常磐自動車道の柏ＩＣに近く、敷地面積は３４９８平方m、３０キロの自家給油設備（インタンク）を設けている。また、太陽光発電の設備を計画しているという。規模は同じく営業所に自動車整備工場であるアサヒオートサービスを併設する滑川福田センターの約半分となっている。

　横塚社長は開所式のあいさつにあたって、１６台の車両でスタートするコンパクトな営業所を開設する理由を、「人員が１００人を超えると管理が大変になるという課題があった。営業所を一部分化し、ドライバー一人ひとりと向き合うことで、荷主に対してもきめ細かなサービスが提供できる。その上、営業所の分化は雇用を確保しやすいという過去の実績もある」と話した。

　また、一般的になってきた「物流危機」への対策は、人員不足と輸送力の確保が主眼となってくるとし、「今回の営業所の開所は、その危機を、どう乗り越えるかという、わが社の答えとなる」と開所の理由を述べた。

　自動車整備工場を併設するメリットについても、「修理・点検・車検の際も車両を千葉エリアの営業所から滑川まで回送するという無駄な時間を減らすことができる。コストをかけても移動時間などの負担を減らすことで、体制の強化を進めていきたい」と話した。

◎関連リンク→　アサヒロジスティクス株式会社