淡路共正陸運（尾上昌史社長、兵庫県洲本市、略称ＡＫＣ）が開設の準備を進めていた「神戸西物流センター」（神戸市西区）が完成し、８月８日に現地で竣工式が執り行われた。同社が手掛ける初めての営業倉庫。神戸淡路鳴門自動車道（山陽自動車道）の神戸西インター至近で、道路を挟んだ北側には神戸営業所（同区）もあるエリア。

　およそ３０００坪の敷地に２階建て延べ１８００坪の倉庫を建設した。各階に３室（いずれも３００坪）に仕切られた計６室を整備。２トン吊りの垂直搬送機を３基備えている。また、構内にはテナント入居も可能な３階建ての事務所棟（延べ床１５０坪）も構えている。

　大型トラックを中心とする実運送事業に加え、一部の事業拠点では顧客のニーズに合わせた一時保管サービスなども手掛けてきた同社。さらに近年、トラックのボディーを情報媒体として考えるクライアントの注文に応じ、車体に広告などを直接印刷するマーキングシステム事業部も堅調。「今回の営業倉庫の開始によって、かねて構想してきたトータル物流の展開を加速させたい」（尾上社長）としている。

◎関連リンク→　淡路共正陸運株式会社