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    賃金低下や高齢化が浮き彫りに 運輸労連アンケート

    2014年1月24日

     
     
     

     運輸労連(東京都千代田区)はこのほど、全国各地でトラックドライバーを対象にアンケート調査を実施、その結果をまとめた。運輸労連加盟組合以外のドライバーを対象に行った今回の調査では、ドライバーの高齢化が進み収入が全体的に減少傾向にあることがわかった。
     調査は昨年5月9日に、「組織拡大全国統一行動」として行われたもので、今回で38回目。全国のSA・PAや一般道・道の駅などでトラックドライバーを対象に行い、7941人の回答を得ている。


     「30歳代」が24.8%と、昨年よりも1.2ポイント減少している一方で、「40歳代」が36.0%(0.8ポイント増)、「50歳代」が23.4%(1.2ポイント増)となっている。また、10年前の2003年と比較すると、「20歳代」12.0%が6.7%、「30歳代」32.4%が24.8%と大幅に減少している。一方、「40歳代」28.4%が36.0%、「50歳代」22.1%が23.4%と増加。さらに「60歳以上」が2.2%から7.3%を占めるまで増加しており、高齢化が進んでいる現状が浮き彫りとなっている。
     ドライバーの年収では、「300万円以下」が全体の30.0%を占め、昨年から1.3ポイント増加した。逆に、「501~700万円」は、13.1%と1.0ポイント、「701万円以上」は1.1%と0.1ポイントの減少。2005年と比較すると、「501~700万円」が9.7ポイント、「701万円以上」が0.5ポイント、さらに「301~500万円」が3.7ポイントと、それぞれ減少している一方で、「300万円以下」が16.3%から30.0%と、倍近くを占める結果となった。
     手待ち時間の問題では、過半数の51.6%が発生していないと答える一方、「1時間以内で常時発生」が30.3%、「常時2時間程度発生」が9.9%で、「常時2時間以上発生」も6.7%あった。
     社会保険の加入状況では、「厚生年金加入」が83.7%で、「国民年金加入」が12.6%、「どこにも入っていない」が2.6%あり、2006年と比べると、厚生年金加入が4.6ポイント高くなっており、社会的規制が強化される背景にあってか、改善が図られている状況がうかがえる。ただ、企業規模でみると、「51台以上」の厚生年金加入率が91.0%ある一方、「30台以下」になると78.8%と下がり、「5台未満」においては、58.3%と、「どこにも入っていない」が11.4%を占め、10社に1社が社会保険未加入であることが分かった。

     
     
     
     

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