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物流ニュース
アプライズ ベトナムの運転免許学校を支援
2025年1月2日New!!
ベトナムの優良人材と日本企業の橋渡しとサポートを行うアプライズ(岩堀克英社長、東京都品川区)は来年から、ベトナム・ハノイ市にある交通技術大学(UTT大学)の付属施設である運転免許学校に対し、経営支援を開始する。
UTT大学は、「物流学科」がある大学の1つで、物流を学ぶインターンシップ生と日本企業のサポート事業を手掛ける同社の岩堀社長とは親交が深い。
今年、日本が人材不足対策の一環として特定技能の職種にトラックドライバーを加えたが、「外国人ドライバーには日本での運転免許取得は壁」とし、「その解決策が早急に必要」だと同社長は指摘する。ベトナムでは自動車は右側通行、多くの車両が左ハンドルで日本とは逆。さらに、日本の交通標識や交通ルールも理解しなくてはいけない。受け入れには幾重のハードルが並ぶ。そこで今回、「ベトナムに日本用の自動車教習システムを作ろう」と、UTT大学の運転免許学校の経営参画に乗り出した。
「日本の交通ルールで日本式の運転を学ぶことも重要だが、ベトナムで取得した運転免許を持って渡日しても、日本の運転免許への書き換え試験に受からなければいけない」とし、「そのために『書き換え試験対策』のコースも必要」と話す。
ベトナムで取得した運転免許は日本で書き換えると普通免許になる。同社長によると、中型以上の運転免許を取るには、日本人と同じ試験が必要でハードルが高いが、手順を踏めば、ベトナムで取得した中型以上の免許から日本の中型免許への書き換え試験が受けられるという。そのため、「大学卒業後、特定技能制度でトラックドライバーを希望するインターンシップ生には運転免許を取得してから渡日するよう言っている」と同社長は説明する。
同社が経営参画を目指す運転免許学校は教習車を約300台保有し、年間約8000人が受験する。その60%は大学生だという。試験は筆記、バーチャル画面、実技など4段階で実施され、合格すれば同校で免許を発行する。
◎関連リンク→ 株式会社アプライズ
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