ＤＨＬサプライチェーン（ジェローム・ジレ社長、東京都品川区）は４月１日、三洋化成工業（樋口章憲社長、京都市東山区）と国内物流の最適化を目的とした戦略的リード・ロジスティクス・パートナー（ＬＬＰ）契約を締結した。

期間は５年間で、これによりＤＨＬは三洋化成ロジスティクスが担ってきた国内５拠点の物流機能を継承し、効率的で持続可能な体制を構築する。

対象拠点は名古屋、衣浦、鹿島、京都、川崎で、入荷から保管、出荷、輸配送管理まで一貫して担い、ＤＨＬのグローバル基準とデジタル技術を活用し、業務プロセスの標準化やＫＰＩによる可視化を図る。

また、同社の貨物追跡ツール「Ｍｙ　Ｓｕｐｐｌｙ　Ｃｈａｉｎ」や「Ｐｏｗｅｒ　ＢＩ」によりリアルタイムの物流管理を行い、人手不足や輸送効率化の課題にも対応。共同物流ネットワークの活用や官民連携にも積極的に関与し、三洋化成のサプライチェーン全体の柔軟性と競争力向上を支援する方針。

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