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    若者確保に「退社時刻の早期化」、人不足の効果的な対策

    2016年11月16日

     
     
     

     「自分たちがトラックドライバーを始めた時代とは異なり、『大きな車に乗り、たくさん走って稼ぎたい』と入社してくる若い者は皆無になった」と話す50代のドライバー。札幌市白石区の特積み会社の営業所に勤務しており、「大型車両・長距離運行などトラック運送ならではの醍醐味は、過去のものになった」と感じている。
     同氏が運送業界に入った時は、「将来は大型やトレーラに乗りたい」「本州便など長距離を走ってみたい」などステップアップを望むことが共通認識としてあったが、「そういう者はほとんど見なくなった。今の若い者は、とにかく勤務時間や休日の日数が重要なようで、『そこそこ働いて、それなりに稼げる』環境を求めている」と苦笑する。
     同氏が勤める運送会社では、札幌近郊はまだ若い人材がドライバーとして集まるものの、地方に行くと他産業との取り合いに負けて人不足が深刻な状況。そのため、地方の営業所では顧客に集配時間の変更を申し出て、勤務時間の短縮や退社時刻の早期化に努めている。「ある営業所では出勤こそ午前4〜5時と早いが、その分、午後3〜4時には事務所に戻り、日が暮れる前に帰宅できる勤務を増やした。家族持ちのドライバーなら、買い物や夕食を家族と一緒に過ごせ、子どもとも遊べるようになる。そのようにすると、地方でも若い子が応募してくるようになった。逆に言えば、早く帰れる環境なら、トラックドライバーでも若者を採用できる可能性が十分にある」と話す。


     北海道運輸局が昨年度の年末年始に道内の運送事業者を対象に実施した「トラック運転者の確保対策にかかるアンケート調査」によると、30歳未満のドライバーは4.5%、札ト協が昨年6〜7月に会員向けに実施した「労働力不足に関するアンケート」でも30歳未満のドライバーは4.9%。全体の5%にも満たない若手ドライバーを確保していくには、「早く帰れる」ような勤務を増やしていくことが効果的な対策となるようだ。

     
     
     
     
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