川崎汽船は１３日、新中期経営計画「Ｋ　ＬＩＮＥ　Ｖｉｓｉｏｎ　２００８」を策定したと発表。同社では０２年４月から３か年経営計画「ＫＶ─ＰＬＡＮ」をスタートさせ、コンテナ船の運賃修復や各事業部門の業容拡大、コスト削減、安全運航などを基本課題の柱として取り組んできたが、ほぼ最終目標を達成。これにより、０４年３月期で当初の予定より１年早く「ＫＶ─ＰＬＡＮ」を打ち切り、４月から０９年の創立９０周年に向け、基本路線を継承しつつ発展させた「Ｋ　ＬＩＮＥ　Ｖｉｓｉｏｎ　２００８」をスタートさせることとする。
　新計画では「持続的成長と安定収益体制の確立」を最大の課題と捉え、引き続きコスト構造改革運動にグループを挙げて取り組むとともに、新しい市場、成長著しい市場で新たな事業や拡大する分野を求め、収益チャンスを創り出していくことに努める。０８年度に売上８７００億円の達成をめざす。