車両の３か月点検に疑問を抱いている事業者は少なくない。関西のある運送会社では２トン車、４トン車合わせて２０台保有。予備車も数台抱えているが、走行距離の少ない予備車についても３か月点検が必要なことについて納得がいかないようだ。

　３か月点検はトラックディーラーに任せているが、整備コストもバカにならない。運送会社社長は、「３か月点検は距離に応じた点検に見直すべき」との持論を展開する。

「長距離を走るトラックは１か月に１万キロ程度走行するのもあり、しっかりした定期的な点検は必要。しかし、２トン車、４トン車で地場中心で走行するところは走行距離も少ない。トラックの性能も昔と比べて格段に向上している。年式や走行距離に応じて整備点検できるようにすべき」と訴えている。