「軽油価格が高すぎる」と話す大阪府の運送会社社長。大型トラックと４トントラック１０台を保有し、関東方面への長距離輸送を中心に事業を展開しているが、採算ベースに乗らないと嘆く。

　荷主と直取引が中心で運賃はまだいい方と話す社長だが、「月１５０万円の運賃で５０万円が燃料代、２０万円が高速代で燃料と高速代で半分以上占めている」と経費倒れになっていること明かす。

　昔の燃料費の帳面を見せながら「今から１０年前。平成１４、１５年当時はリッター６０円前後で燃料を入れていた。１７、１８年で７０円前後。このときは荷主に運賃交渉ができていた。今、１２６円。倍になっている。やっていけるわけがない」と話していた。