年末の運送事業者では車両不足を懸念し、取引のある事業者にトラックの貸し借りを頼むケースも多かったようだ。しかし、そういった深刻な状況でも物流費の削減を求めてくる荷主企業は存在するようで、ある運送事業者は「本気で仕事を投げ出そうかと思った」と話す一方、今後の仕事の状況から不安が拭えず、いまだ取引を辞めることができないようだ。

　神戸市内で大手加工食品メーカーと取引する運送事業者は、保管・加工・配送の全てを補っている。しかし、長時間労働や低額な運賃、多様なニーズによって、創業当時からの取引であるが、荷主の横暴に歯を食いしばって我慢しているという。（詳しい内容は、物流ウィークリー1月1日号に掲載しております）