働きやすい職場は総じて、人材が定着している場合が多い。厚労省が平成25年に中小企業約２８００社の人事担当者を対象に行ったアンケート調査では、運輸業の常用労働者の離職率は6.2％だった（厚労省ＨＰ参照）。滋賀県大津市の運送事業者社長は、「従業員の意見を積極的に採り入れている」とし、年頭に１年間の会社のスローガンを従業員全員で決め、同じ目標に向かっていく取り組みを行っているという。

　「運送の仕事はなかなか全員が集まる機会をつくるのは難しい。だからこそ、新年会などで皆が集まった際には一人ひとりと必ず話し、ねぎらいは欠かさない」と話す。（詳しい内容は、物流ウィークリー1月26日号に掲載しております）