２００２年に大型トレーラのタイヤが脱落、直撃した女性が死亡するという事故が発生し、２００４年度には８７件のタイヤ脱落事故が報告された。しかし、そこから減少して、２０１１年には１１件、しかも人身事故件数はゼロとなった。「点検を当たり前にすれば、減少して当然」というタイヤの脱落だが、ここに来て再び増加しているという。

　国交省は今夏、「ホイール・ボルト折損による大型車の車輪脱落事故が増加している」とのリリースを発表。「２０１４年度は45件の事故が発生した。前年度に比べて26件増加（約2.4倍）し、３年連続増加している」とした。事故増加の背景には何があるのか。国交省に聞くと、「運送事業者とメーカーの報告で集計している。何が原因なのかまではわからない」（整備課）という。（詳しい内容は、物流ウィークリー１０月５日号に掲載しております）