昨年４月頃までの消費税の駆け込み需要の影響なのか、秋口の繁忙期に入っても物流は動かず、海外からの輸入貨物も減少するなど、雑貨輸送の事業者から仕事を求める声が多く聞かれた。しかし、昨年末からは車両を求める声が増えている。大阪府和泉市の運送会社Ａ社は近畿圏内の配送で４?車数台の確保に苦戦しており、普段ならすぐに確保できていた４?箱車が関係者を通じても見つかりにくい状態になっている。

　Ａ社の運賃は４?箱車で１日あたり３万円を超える。数社に問い合わせたところ、昨年12月中旬から車両の需要が高まり、高額運賃でも見つかりにくい状態になったと話す。また、４?車などを保有する同堺市の運送会社Ｂ社では「閑散期で仕事の確保が困難だったせいか、仕事が入ると運賃の高い安いにこだわらず、仕事を受けていた。多くの運送会社が早い段階から仕事を確保していたため、車両確保が難しいことにつながっているのではないか」と説明する。（詳しい内容は、物流ウィークリー１月１８日号に掲載しております）