過去には「お金を稼ぎたければ運送会社で働く」といわれていたが、現在は言うほどの賃金も得られず、トラックドライバーになりたいと思う若者も減少している。そんななか、運送事業者の間では「休日が増加するたびに稼働日数が減少し、トラック１台の売り上げも減少している」とし、今後の経営を不安視している事業者もあるようだ。

　日本ではここ数年で、「土曜日・日曜日は休日」が当たり前になってきている。過去には物流を止めることができず、土曜日も稼働するという運送事業者も多かったが、最近では「１年を通じて祝日のない月は６月だけ」というほど毎月のように祝日があり、５月と９月に関しては長期連休が発生しており、休日が大幅に増加している。大阪府堺市の運送Ａ社は、「９月のシルバーウィークで、土曜日などの休日を含めるとトラックの稼働日数は正味20日だった。

（詳しい内容は、物流ウィークリー10月3日号に掲載しております）