皆さん、日本事故防止推進機構（ＪＡＰＰＡ）理事長の上西一美です。

先日、知り合いの運送会社様から死亡事故が起きたという一報がありました。

その直後、そちらの担当者様から連絡を頂き、その週末には再発防止に向けた事故防止研修を実施しました。

このスピード感には非常に驚きますし、経営者様の「交通事故を二度と起こさせたくない」という本気度が私にも伝わり、また、それは従業員にも伝わると思いました。

起きてしまった交通事故を、時間をさかのぼり、どうにかすることはもちろん不可能です。

ですが、その事故から何を学ぶか？　これは非常に大切なことだと思っています。

そして、何よりも大切なのは、その事故から学んだことを実践するということです。

分かっていても実践しなければ、交通事故はなくなりません。

ですが、交通事故のドライブレコーダーの映像を見て、事故を起こした当事者はこう言います…。

「冷静に後で見れば、なぜ、こんな運転をしたんだろう」

事故を起こしてしまう運転者も、どんな運転が理想で、どんな運転をやってはいけないか、そんなことは頭では分かっていても、実践しない時に事故は起こるものなのです。

今回の研修を実施して感じたことは、「経営者自らが行動し、そして、それが従業員に伝わった」という空気感です。

「再発防止」と声に出すだけでは交通事故はなくならない、そして、そのスピード感が大切だということを今回、この経営者様から学ばせて頂きました。

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上西一美のドラレコ交通事故防止