【大阪】忍者の教えである「五情五欲の理」に沿って社員育成を行う忍（忍名：御頭、枚方市）ではこのほど、京都府「知恵の経営」実践モデル企業認証制度を取得した。

「知恵の経営」とは、人材や技術、ノウハウ、顧客や取引先などとのネットワークといった目に見えない資産を見直し、自社の強みとその大元である知恵を認識・活用することで業績向上に結びつける取り組みを京都府では指し、一般的には「知的資産経営」と言う。

同取り組みについては、途中中断しつつも約５年前に商工会から案内を受け、開始。そして、令和５年３月８日に「知恵の経営」評価に係る意見聴取会議で同社の知恵の経営報告書を基に御頭がプレゼンを行った。

結果、１１人の審査員の評価を受けて認証が決定し、この時の心境を御頭は、「予行練習でとんでもなく緊張していたが、本番では変な力も抜けてスムーズに発表できて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

同社の事務業務を勤めるお蝶（忍名）は、「取り組み当初、従業員を集めて『当社の強み』について聞くと、さまざまな意見が出た」とし、「自分が思っていた強み以外の発見が出たとともに当社の強みの見直しにもなった」と振り返る。

業界未経験であろうと広く門戸を開いて社員育成に尽力している御頭は、「今回の取り組みで自社を理解するためのさまざまな気づきがあり、今後も忍者をモチーフにした教育方法で社員一人ひとりが高い意識を持って業務に取り組んでくれるよう、サポートしていく」と述べた。

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