今日は「固定費をかけずに売り上げと事業規模を大きくしていく方法」についてお話していきます。
　変化が激しいこれからの時代。「所帯を大きくしてはいけない」という話は、今までにも何度もあなたにお伝えしてきました。所帯を大きくしないこと。固定費をかけないこと。

　私の会社も現在、いくつかの事業を手掛けていますが、固定費はまったくかけていません。機会があれば経費帳をお見せしたいと思いますが、おそらく、あなたが想像している以上にかけていないと思います。
　先日、ある業者さんが打ち合わせに事務所に来たのですが、４人でいらしたので事務所では打ち合わせができませんでした。なぜなら、うちの事務所には、お客さん用の椅子が二つしかないからです。事務所そのものも狭いので、せっかく来ていただいても、３人以上の来客に対応できません。ですから、３人以上の来客の際は近所のモスバーガーに行きます。この話を聞いただけでも徹底的に固定費をかけていないことが想像してもらえるのではないかと思います。
　固定費の大部分を占めるのが、家賃と人件費です。私の会社では、人件費もかけません。正直に言うと、私がスタッフを育てるのが苦手だということもあるのですが、仕事の大部分は協力会社さんや外部スタッフとチームを組んで行っています。しかも、できるだけ一流の業者さんを探してお願いすることにしています。この話は、なにも私の会社の紹介がしたくてお話しているわけではありません。「固定費をかけずに、売り上げと事業規模を大きくしていく方法」として、あなたにも、ぜひこの方法を真似してほしいと思っているのです。
　多くの人は、協力会社を依頼するときも、その他の業務を依頼する場合でも、自分の会社の規模よりもできるだけ小さい会社、もしくは同等規模の会社と組もうとします。規模だけではなく、なんとなく自分がイニシアチブを握れるような会社と付き合おうとしてしまいます。しかし、それが間違いです。