農協系のシンクタンクによると「全国の農産物直売所（ファーマーズマーケット）」の市場規模が1兆円を超えたと発表されました。
　この1兆円の金額がどれくらい凄いかというと日野自動車の単独での売上とほぼ同じ。全国のゴルフ場の売上を全て足してもこの金額に及ばない規模になります。さらに、地域では観光産業とも結びつくことで、拡大の可能性はまだまだ秘めているから驚きです。

　このブームにのって、国内最大のポータルサイト「直売所ドットコム」が誕生しました。このホームページはサイト内の地図から全国のファーマーズマーケットの検索ができるほか、店舗を取材して得られた情報まで観ることができます。
　このポータルサイトの1日のアクセスは1000件以上、１ヶ月でも4万件にのぼります。いかに消費者の関心が高いか判ります。
　そして同時に発達しているニーズがあります。それはファーマーズマーケット間での直接取引が拡大しているのです。つまり地域によっては季節的な理由から入手できない品や産地として栽培が難しい農産物などを他のファーマーズマーケットから入手しようというのです。
　そこで船井総合研究所では、このポータルサイト「直売所ドットコム」と一緒に店舗間のビジネスマッチング（売ります、買います）のビジネスへの参入を今後行います。
当然ながら、そこには物流のニーズが発生します。この記事をお読みの企業さんで関心がある方への参画もお待ちしております。
（株式会社船井総合研究所・楠元武久）
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は10年6月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。