ロジックスライン（沢田秀明社長、千葉県成田市）は１１月９日、三里塚コミュニティーセンターで第５回安全推進大会「繋ごう安全の輪」を開催。同社従業員や取引先を招いて、４回目までの飲酒運転撲滅というテーマを一新し、あおり運転や危険運転を取り上げたものになった。

　沢田社長は、昨年同社が20周年を迎えたことを踏まえ、２１年目の今年について、「増車をし、ドライバーと事務員どちらも増員ができた」と振り返った。さらに台風や集中豪雨の被害に触れ、「当社で人的な被害がなかったことは幸い」と話したほか、会社としてコンプライアンスの順守の大切さや長時間労働の是正について言及した。

　同大会では、事故分析や労務管理の面でコンプライアンスに適応するといった、安全への取り組みの説明が行われた。また、今年で２年目となるパネルディスカッションでは、若手ドライバーが中心に登壇。同社長司会のもと、登壇した８人一人ひとりの紹介が行われた後、仕事をする上で大変なことや、事故に対する対策についてそれぞれ述べるとともに、今後の目標について話した。パネリストからは、「無事故無違反で頑張っていきたい」「長く大型ドライバーとして働きたい」「安全が第一で頑張りたい」という声が聞かれた。

　締めくくりとして、同社大型ドライバーの木村智之氏が安全運転のため体調管理やトラックの整備の必要性について述べた。

　大会後半には、交通事故防止コンサルタントの上西一美氏（ディ・クリエイト）が「事故ゼロ達成への挑戦」をテーマに講演。上西氏は、「見落としは交通事故の最大の原因」で、その原因が焦り、思い込みや慢心にあるとし、ドラレコの事故映像を紹介しながら事故防止について説明した。

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