積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは８月２６日、製造・販売するパイプ・継手などの物流サービスの一部を有償化すると発表。
　具体的な内容は「クレーン付きトラック指定料金の有償化」「小口出荷運賃の有償化」「３０％以下の低積載車両の出荷見合わせ、または有償化」「低積載車両削減のための定期エリア配送便の設定・活用と納期調整のお願い」の４点。

　同社では「昨今、長尺製品を運ぶ平積みトラックが減少しているほか、高齢化や普通自動車免許の規定改訂の影響などでドライバーも減少。また、景気回復で車両調達が困難な状況にある上、燃料費も高騰するなど、極めて厳しい事業環境が続いている」とし、生産拠点の再編による輸送距離の短縮化や製造コスト・経費の節減、積載効率の向上による配送の効率化などの自助努力を行っているが、製品供給の安定化と限りある台数での配送能力の改善を図るため、物流サービスの一部有償化に踏み切ったとしている。８月下旬出荷分から順次実施。
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