軽油価格の高騰で、環境面、低価格供給を考えて天然ガス車やバイオ燃料に興味を示し、買い替える運送事業者が増加している。天然ガス車は2ｔ、4ｔ車で採用する事業者が増えているようで、大型車はバイオ燃料へシフトして対応する運送事業者も多い。

　海上コンテナや鋼材輸送を行う運送事業者の間でも、これまでバイオ燃料にあまり興味は示さなかったが、最近では情報収集に余念がない。
　ある会社の社長は、「日本では、トウモロコシやサトウキビなどの植物をはじめとするバイオ燃料の取り組みが中心。また、ホンダワラやアオサなどの海草を用いたバイオ燃料の研究が進められ、これが本格化すれば日本の消費燃料の3分の1を補うと期待されており、当社もバイオ燃料の本格的利用を待ち遠しくしている」と語る。（佐藤弘行）