【愛知】伊藤ハウス（伊藤和年社長、田原市）では、自社トラックの塗装を自社で行う取り組みを開始している。

これは近年、高齢化・後継者不足などの要因から塗装業者が減少していることに端を発し、昨年トラック購入時に塗装依頼をした際「明確な納期を示せない」との回答を受けたことをきっかけに、伊藤社長が閃いた自社での塗装というアイデアを実現したもの。

元来車好きで手先も器用な社長は、まず実験として有志のスタッフらと自らのトラックの荷台を塗装を行った。その仕上がりが良好だったため、別の車両の全塗装にも着手し、先日その作業も完了した。

伊藤佳恵専務は塗装されたトラックを前に「なかなかの出来」と笑顔を見せつつ、車両の塗装に悩む事業者が他にもいると予測。「いずれは他社の塗装の注文にも応えていきたい」と今後の事業化を見据え、意欲的な姿勢を示した。

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