私は、物流現場の改善支援に入るとき、まず「５Ｓ・改善活動の
基本」という講義をした後、必ず他社の現場視察を企画します。
なぜなら、「百聞は一見に如かず」だからです。
このことわざの意味のとおり、「くり返し他人の話を聞くよりも、
実際に自分の目で確かめてみたほうがよく解かる」のです。
特に、現場改善は、いくら思想やノウハウを説いても、なかなか
イメージできません。
ですから、その手の本を読んでも、すぐに上達するのは難しいと
言えます（「だから、読まなくてもよい」と言っているわけでは
ありません）。
しかし、すばらしい「その手の本」がありました。
三浦聡彦著「カンタン！ムダとりポケットブック」（日刊工業新聞社）は、
全編にわたって写真解説の入った、非常に活用度の高い良書です。

これを読めば（見れば）、現場改善の勘所がかなり解かると思います。
「現場」に関わる方々は、ぜひ読んでみてください。