健康の追求は、目的ではなく手段でしょう。
身体が健康であることは、よい仕事をし、関わる方々に最大限貢献
するための必要条件です。
プロフェッショナルは、自分の健康に、責任を持つべきだと思います。
よって、暴飲、暴食、喫煙、運動不足などは、NGでしょう。
13期連続最高益を更新するエクセレントカンパニー、信越化学工業の
会長、金川千尋氏は、健康に対して、常人を超えた注意を払っている
そうです。
夜の宴会は、よほどのことがない限りは出席しません。
また、運動不足解消のために、隙間時間を見つけては、どこでも
ウォーキングや屈伸運動をしているとのことです。
しかし、私が最もすごいと思ったのは、人間ドックの活用法です。
金川会長は、年に２度、人間ドックに行きます。
そして、その細かいデータを記入した、巻き物資料を持っています。
問題があるデータがあれば、赤字で記入し、悪いところは日々治して
いって、３ヶ月のうちに赤字を黒字にしてしまうのです。
人間ドックのデータも、経営データと同様に管理し、改善を図ります。
真のプロフェッショナルだと思います。
金川会長は、普段から「興味があるのは、仕事と健康だけ」と言って
いるそうです。

金児 昭 著「Mr.金川千尋 世界最強の経営」（中経出版）
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