インターネット広告代理店大手のオプトは、採用活動において、通常
選考とは別に、「ジカダン」という特別な制度を設けています。
「ジカダン＝社長直談判採用制度」です。
この制度を使えば、学生は、オプト社長の鉢嶺登氏に、いきなり
直接の面談を申し込むことができます。
表現手段は、企画書、動画、手紙など何でもよく、制限はありません。
鉢嶺社長は、送られてきたものすべてに自ら目を通し、直接面談する
学生を選びます。
対象者は、次のような方だそうです。
> 社長に直談判したいという熱い想いをお持ちの新卒者の方
> 例えば、
> ・説明会に参加できなかったが、どうしても選考に進みたい方
> ・通常選考に落選したが、諦めきれず再チャレンジしたい方
> ・通常選考中だが、抑え切れない熱い想いがある方
鉢嶺社長は、本制度導入の目的について、「通常の選考では、安定
志向の学生になりがちだったから」だと言います。
確かに、社員（特にスタッフ部門）に選考を任せていると、一見
バランスの取れた無難な人物をピックアップする傾向が強いと言える
でしょう。
経営トップが、自らの目で確認した方が、長所になり得る点の
際立った、原石をピックアップできる確率は高まると思われます。
ですから、オプトは、「熱い想いをお持ちの方」限定で、いきなり
社長と直接面談できる本制度を導入したのです。
実に上手なやり方だと思います。
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