名経営者と称される、コカ・コーラ元社長兼COOのドナルド・Ｒ・
キーオ氏は、「私は、コカ・コーラが清涼飲料メーカーのひとつだ
などと考えたことはない」と言います。
「コカ・コーラは、今も昔もコカ・コーラであって、それ以外では
ない」と言うのです。
この発言のもとには、企業は独自固有の長所を伸ばし、何らかの点で
『独特の存在』にならなくてはならないという、信念があります。
同社の社員の中には、コーラ飲料を製造している同業他社のことを
『模倣者』だと主張する人もいるそうです。
しかし、キーオ氏は、「それは違う」と言います。
「コカ・コーラを販売していないだけのことだ」と言うのです。
この言葉からは、自らの企業と商品のブランドへの絶対的な自信と、
これからもそれを磨いていく決意を感じます。
オンリー１でナンバー１の最強の企業とは、こういう信念のもとに
つくるものなのでしょう。
・「ビジネスで失敗する人の10の法則」
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