丸紅と伊勢湾海運は１８日、中国広東省広州市に、外資１００％の物流会社「広州伊勢紅国際貨運代理有限公司」を６月に共同出資で設立すると発表。
　新会社は、国際フォワーディング業、物流センター業、中国国内での輸配送業を中心に展開する。物流センターは、当初は借庫ベースでスタートし、将来的には自社倉庫の運営を予定している。
　中国華南地区はこれまで、電子機器の生産基地として発展してきたが、１９９９年以降、相次いで日系自動車メーカーが進出しており、今後、さらに自動車産業の拡大が見込まれている。
　両社は、新会社を営業拠点に、新規進出する自動車部品メーカーや既に進出しているメーカーの原材料と製品の物流をターゲットに、国際一貫物流網の構築と中国内での物流サービスを提供していく。