「私募債」をご存知だろうか。銀行など金融機関の融資に比べて担保や保証人、審査などが不要で、保証協会への支払いも必要ない。また、月々の支払いも不要という日々の運転資金に頭を悩ませている運送事業者には一考の価値がある社債と言える。運送事業者が利用した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのか、賛否両論ある「私募債」について関係者に話を聞いた。

　私募債とは、不特定多数を対象にした一般的な公募債に対し「少人数私募債」という。勧誘相手は50人までに限定され、金融機関からの借り入れに比べ、担保は不要だ。もちろん、銀行などが設定している資格要件もない。基本的には銀行などの金融機関が関与しないことから、償還期間や利率も自社で決めることができる。メリットが大きい私募債だが、問題となるのが「だれに引き受けてもらうか」ということになる。

（詳しい内容は、物流ウィークリー9月19日号に掲載しております）