繁盛美容サロン企業、Ｌ社では、全店のメンバーを集めた月１回の
全体ミーティングで、感謝のシェアをしています。
各メンバーが一言ずつ、感謝していることを発表するのです。
本日行なわれた全体ミーティングの後、あるスタイリストのブログ
には、次のようなくだりがありました。
> 日頃一緒に働いていても、感謝の言葉を口に出すことは少ないので、
> 改めて言えてよかったです。
> 人から感謝されると、もっと感謝されたいと思いますよね。
すばらしい反応だと思います。
企業は、このＬ社のように、構成員の「もっと感謝されたい」という
感情を高める工夫をしなければなりません。
なぜなら、この感情こそが、顧客志向の行動として現れるからです。
「ほめて育てるのがよい」とよく言われます。
確かに、ほめられた人は気分をよくし、もっとほめられようとして、
またがんばるでしょう。
しかし、「ほめられたい」という感情は、あくまでも自分自身に
向いた感情です。
それに比べて、「感謝されたい」という感情は、「喜ばせたい」と
いう感情であり、相手に向いています。
後者を強めた方が、顧客の満足度を上げ、社内の人間関係もよくなり、
必ず組織は活性化していきます。
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