「ドライバーの給料を下げるなんて絶対にできない」と話す滋賀県内の運送事業者。「デジタコ導入当初は反発されたが、いまでは慣れたようだ。数値を事務所に張り出すと、ドライバー同士で触発されるらしく、燃費削減などに積極的に乗り出している」と指摘する。「高速道路の割引も利用しているがなかなか難しい。そもそも1000円割引は営業車両に適用するべきなのに」と漏らす。

　「グリーン経営認証をとったこと」と話すのは京都府内の運送事業者。「取得をめざしてト協とも相談。ドライバーにも周知した」という。
　しかし、同府下の別の事業者では「何もやっていない。トラックが動いていないのに何がやれるんだ」と憤慨する。「トラックさえ動いたら燃費向上もできるけど、動いていないものはどうにもならん。軽油価格なんかいくら上がってもいい。荷物が欲しい」と訴える。（小西克弥記者）