名古屋市は家庭から出る、可燃・不燃・粗大ゴミの収集業務の一部を来年度から民間業者に委託する。まず、中心部の中区でスタート、委託範囲を徐々に拡大する予定。
　これまでは民間の運送事業者などがパッカー車を保有して運転業務のみを行うケースはあったが、回収作業者は全て市の職員だった。委託により、全ての業務を民間が行うことで、同市では年間８０００万円の経費削減を見込んでいる。入札の条件などは明らかになっていない。

　ただ、中区は他の区を比べてゴミ出しのマナーが悪く、分別や曜日を守らない人が多いとされ、民間委託した場合に「トラブルも予想される」（名古屋市の運送事業者）という。今後、民間委託は３８台分まで増やす計画だという。