跡見学園女子大学は９月２７日、ロジスティクス人財フォーラムを主催するイー・ビジネス・ドットコムの清水俊晴氏を講師に招き、学生向けの業界研究セミナーを開催。
　物流をテーマに取り上げるのは同校として初の試みだったが、会場には１１０名もの学生が詰めかけ、関心の高さがうかがえた。
　登壇した同氏は自身のキャリアを振り返りながら物流・ロジスティクスについて分かり易く解説。ソニーロジスティックス元社長の水嶋康雅氏が自著で提唱した「価値発現のロジスティクス」を紹介し、物流の重要性を説明した。

　清水氏は、「勘や経験、気合いで何とかなる業界と思われがちだが、高度な教養と知識が求められる。重要なインフラ産業として社会からの認識も変わりつつある」と語った。
　同大学就職課の阿曽孝二主任は、「震災後の物資不足で物流の重要性を学生も身に染みて感じている。これまでは、物流＝宅配便というイメージが強かったと思うが、今日のセミナーで認識を新たにしたはず」とし、「物流関連企業の人事部の方にも、女子大生が関心を持っていることをぜひ知ってほしい」と述べた。
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