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物流ニュース
福岡ソノリク 「ソノリク農作物劇場」を展開
2023年4月17日
福岡ソノリク(佐賀県鳥栖市、園田壽俊社長)は2021年から規格外等の理由で流通に乗らなかった農作物を利用し、新しい商品を開発する「ソノリク農作物劇場」を展開している。
同プロジェクトは作物の新たな一面を発見し、従来の農作物に対する常識にとらわれず、多様な価値観で農作物を楽しんでもらうというもの。
複数のパートナー企業と提携して保存方法や加工方法、デザインを工夫し様々な理由で出荷が困難となった農作物を加工し消費者に届けている。
規格外、食品ロス、農薬問題等の農作物を取り巻く問題を目のあたりにしてきた同社は売る人も買う人も抱く「新鮮で綺麗なものが最も良い」という常識を疑問視。「味は同じであるのに廃棄されたり、安く売られたりする。ものによってはいびつな形の農作物の方が美味しい場合もある。このような背景から、今の価値観を見直し、農作物本来の魅力に目を向けた。また消費者側の意識改革を目指す」という思いもあり同プロジェクトはスタート。
現在オクラを使用した「オクラパウダー」や「とろみ青汁」、アスパラガスを加工した薬膳カリー「アスパリー」、安納芋を使った「種子島産安納芋ジャム」を開発。さらに、子ども食堂に「オクラパウダー」を使用したドーナツを提供し、野菜の新たな楽しみ方を提案する活動なども行う。
取り組みから約2年経過した今、同社の認知度は消費者や農家の間で少しずつ上がっている。特に同社の「保管技術」は農家からも注目されている。
同社は今後も情報発信し、農業界の活性化に寄与していく姿勢を見せている。
◎関連リンク→ 株式会社福岡ソノリク
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