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運送会社
宇部貨物 青山社長 地域産業支え続ける、技術の継承にも注力
2026年8月27日New!!
【山口】「当社は専門的な知識や経験が求められる業務が多い。ベテラン従業員が培ってきた技術を次世代にしっかり引き継ぎたい」と話すのは、宇部貨物(宇部市)の青山祥氏。2023年5月の社長就任から丸3年。業界の大変革期にあっても、冷静沈着に会社の指揮を執っている。
タイヤ販社を経て10年に家業に入り、直後から管理部門に従事したという青山社長。「特に経理や事故管理、原価計算など各種システムを徹底的に勉強した。これらが会社の生命線だと意識するきっかけになった」と振り返る。その後、部長職から役員となり物流の現場管理、顧客対応など経営全般を経験してきた。
法改正で業界の適正化が進み始めた矢先に中東情勢が緊迫し、資材の調達で大きな影響が続いている。課題は尽きないが「日々のコスト管理を徹底すると同時に、顧客には価格改定や取引条件の見直しをお願いしている」と話す。また、従業員が長く働ける環境作りの一環で、健康経営優良法人に3年連続で認定された。

同社は1949年に前身の会社が創業したが当初から、安全を会社運営の基盤に位置付けている。「安全は教育やパトロールはもちろんだが、労働時間をしっかり管理し無理な運行や作業をさせないことも重要」。事故が起きた時には人、車両・整備、環境などさまざまな視点で原因を分析し、データを蓄積。1つの事故を全員のことと捉え、会社全体で再発防止する体制を構築した。
従業員の多くは〝液もの〟の化成品輸送や構内輸送、重量物の据え付けなど専門的な知識と経験を持つ。「限られた人数でも複数の業務に対応できるように多能化も進めてきたが、専門的な部分はベテランから若手に確実に引き継ぐ必要がある」。
業界が置かれた状況が厳しくても、「安全と品質が何より大事。長く取引がある大手化学メーカーをはじめ地域から信頼され、必要とされ続ける会社でありたい」と力を込める。
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