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ブログ・上西 一美
第97回:自転車との事故 一層注意
2023年5月31日
日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。4月から自転車に乗る方は、全年齢でヘルメットの着用義務が課せられます。自転車事故で転倒する際に頭を強く打って亡くなる方が多く、ヘルメット着用の有無が死亡率に大きく影響するからです。
ドライブレコーダーの映像を見ていると、自転車で転倒する際、受け身を取らない人が多いのに驚きます。人は、転倒する際に反射的に頭をかばうものです。しかし、自転車に乗っている方は何かにしがみつくという人間の習性からか、ハンドルを強く握りしめたまま転倒することが多いのです。
このことを考えると、車の運転者は自転車との事故をより一層、注意しないといけません。なぜなら、頭を強打し、重大事故になる可能性が高いからです。
過去に見たドライブレコーダーの事故映像の中で、時速2~3kmで接触し、死亡事故に至ったケースもありました。「速度が遅いから大丈夫」とか、「徐行しているから大丈夫」ではなく、相手が転倒する際に、どのような受け身をとってくれるかによって、事故の大きさが変わるのです。つまり、怪我の大小が運任せになるのです。
季節が春に進み、自転車との接触事故は増えていく傾向があります。まず、自転車事故の発生率が高い場所は、生活道路の信号がない交差点です。このような交差点は、一時停止義務があるところは、当然、一時停止を確実に行うことは鉄則です。また、一時停止義務はなくても、自転車が一時停止してから進入して来ることは期待できません。よって、こちらが優先道路であっても、構えブレーキや徐行で備えてください。
「自転車はマナーが悪い」と言われますが、事故時の死亡率が低い方が高い方を守る運転をすることが原則です。マナーの議論をする前に、自分が相手の飛び出しなどのミスをカバーし、事故を起こさないことを考えてください。
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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