近畿運輸局はこのほど、平成３０年度自動車運送事業者に対する監査と行政処分の結果について取りまとめを発表した。

それによると、トラック事業者の事業停止処分は５件、車両の使用停止処分は１５５件、警告は２６件にのぼった。

さらに運行管理者としての業務を誠実に実施せず、またはその名義を使用させていた場合などに発令する運行管理者資格者証の返納命令について、トラック事業者４者に対し行った。

トラック事業者への監査等の実施状況は、特別監査３件を含む計４５１件で、呼び出し指導５３４件をあわせ監査・指導件数は９８５件にのぼった。

監査の主な端緒別件数（呼び出し指導を除く）は死亡事故（第１当）が37件、酒気帯び・無免許などの悪質違反が２０件。

行政処分の主な違反内容は、事業計画等が７５件、過労防止等が６６９件、教育等が１４４件などなった。

過労に関する違反はバス・トラックともに半数を超え、最も多い違反内容となっている（バス＝５３.２％、トラック＝６２.９％）。