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    福山通運 記念配当を上乗せ

    2009年7月6日

     
     
     

     福山通運(小丸成洋社長、広島県福山市)は6月26日に株主総会を開き、事業および決算内容を報告するとともに、定款の一部変更などを原案通りに承認された。


     任期満了となる取締役14人については13人を留任とする一方、松下育夫氏(社外取締役、近畿日本鉄道専務取締役)が退任。同じく近鉄・常務取締役の河内正志氏を社外取締役に新任した。
     定款の一部変更は、決済合理化法の施行を機に見直したもの。剰余金の処分については創立60年を迎えたことで期末配当(普通株式1株につき3円50銭)に記念配当の1円を上乗せし、中間配当分と合わせて年8円とすることで了承。
     同期の売上高は2430億2200万円と前連結会計年度から4.3%減、営業利益は82億1700万円(同41.1%増)、当期純利益は43億5600万円(同10.6%減)となった。
     取扱貨物量の極端な減少などによって同業者間の競争が激化しているが、同社グループでは引き続いて商業小口荷物を中心とした企業間物流で積極的な営業展開を進めるとともに、3PL事業の拡大と、アジア、なかでも中国との国際物流業務の強化に力を入れる。(長尾和仁記者)

     
     
     
     

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