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物流ニュース
DUAL STORYなど3社 健康支援サービス開始、ドライバーと家族サポート
2026年9月2日New!!
DUAL STORY(影山梨那社長、大阪府茨木市)は、ビューティヘルスラボMaria(和田宗一代表取締役、同和泉市)、A2Z(栗津景司社長、大阪市北区)と共同で、物流・旅客・運送業界に特化した「健康管理・健康経営サポートサービス(ドライバー&家族のヘルスケアサポート)」を開発し、5月から運送事業者2社へ提供している。
同サービスは、これまで十分に活用されてこなかった健康診断データを分析・可視化し、企業ごとの健康課題を明確にすることで、ドライバーの健康起因事故のリスク低減を目指すもの。保健師が月1回、企業担当者と面談し、夜勤や長距離輸送など実際の勤務形態に合わせた生活習慣改善策を提案するほか、社内啓発ポスターの作成など実務面も支援する。
また、分析された調査結果から会社全体や部門ごとの健康リスクを可視化し、保健師が改善策の立案をサポートしていき、形骸化しがちな健康管理を継続的な取り組みへとつなげるものとなっている。

同サービスの担当者である影山進治氏は「何から始めればよいか分からない中小企業の経営者や担当者に寄り添いながら伴走し、現場に即した施策を一緒に考えていく。長期間家庭を空けるドライバーの家族を支える体制づくりも進めることで、健康管理の課題解決や従業員のエンゲージメント向上につなげたい」と話している。
近年、トラックやバスの運転手による健康起因事故は高止まりしており、脳疾患や心疾患などによる重大事故が社会問題となっている。この現状について同氏は、「中小運送事業者では健康管理の重要性を認識しながらも、専任担当者の不足やノウハウ不足により、十分な対策が進んでいないケースも多い」とし、今回のサービス開発に至ったという。

また、「長距離運送ではドライバーの健康維持や定着に家庭環境の安定が欠かせない。本人だけでなく家族も支援対象に含め、配偶者の育児・家事負担や、長期間家を空けることによる不安への相談体制を整備するほか、生活習慣改善の鍵となる食生活についても家族ぐるみで取り組める仕組みを構築している」と述べる同氏。同サービスを通じて会社が自走し、健康に安心して働ける環境づくりを後押しする。
「長く働ける会社」の一歩に 山陽コールド運輸が健康「サポートサービス」導入
山陽コールド運輸(岩口秀樹社長、神戸市西区)では、「健康管理・健康経営サポートサービス」を導入し、健康で長く働き続けられる環境づくりを進めるとともに、将来的な健康経営の推進につなげる考えだ。
岩口社長は導入の決め手について、「家族までサポートしてくれる点に魅力を感じた」と話す。同サービスは健康診断データの分析や生活習慣改善の支援に加え、家族も気軽に相談できる体制を備えていることが特徴だ。
同社長は自身のドライバー経験を振り返り、「昔の運送業界は暴飲暴食や睡眠不足が当たり前だった。若いうちは無理もできたが、今はそういう時代ではない」と指摘。「長く勤めてもらい、経験豊富なベテランが会社に残ることが大切。そのためには福利厚生の充実が欠かせず、家族の支えも必要だ」と語る。
また、「食事は本人だけではコントロールできない部分も多い。家族と一緒に栄養バランスを考え、本人も家族も気軽に相談できるサービスがあれば心強い」と期待を寄せる。
同社では専門家からのアドバイスを受けながら、まずは健康への意識を高めるきっかけづくりとして活用していく考えで、「健康経営に向けた第一歩にしたい」と岩口社長は話す。
さらに、「脳梗塞など脳血管疾患が多い業界でもあり、栄養不足や喫煙、生活習慣が影響しているケースもある。冷蔵・冷凍輸送では庫内と外の寒暖差による身体への負担も大きく、健康管理は重要な課題」と強調した。
サービスの内容は、月末に開催する社内組合の場や給与明細への案内文の同封を通じて従業員へ周知する予定。また、従来から二次健康診断や頸動脈エコー検査も実施しており、今回の取り組みと合わせて従業員の健康維持を一層強化していく方針だ。
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