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ブログ・花房 陵
間抜けな仕事
2007年7月25日
●あのひと、七厘だね~
おばあちゃんが玄関先のクツの乱れ、障子の開け閉て、浴衣の帯、傘立ての仕舞い方を
眺めては、「きちんとしていない人を七厘」と呼ぶことを教えてくれた。要するに間抜け、間
が悪い、だらしない、ということらしいです。
日本にはこんな粋な言い方があったのか、奥が深い、それは具体的にどんな事なのか、と
思うまでもなく、感じるものです。
人の動きや仕事の仕方、作法や礼儀、段取りや生活、生き方、話しぶり、およそすべての
所作には『間』という悪魔が潜んでいます。間が悪い、魔が差した、というように、間と魔は
同じ物らしいです。
物流現場でも、『間』も『魔』も良く出てきます。そ~ですよね。
●ま とめ まとめ は3連活用
『間』 はご存じのようにタイミング、段取り、・・・・
『止め』は、置き方、仕舞い方、留め方、・・・・
『まとめ』は、バッチ、まとめ作業、作業の計画、分割、分離、・・・
『ま・とめ』というのは、分かりやすく、でも忘れやすい、見たら気づく、言われたら分かる、
そりゃソーダ、納得、という物流でも一番効果のあるキーワードです。
●見たらすぐ分かる ま・とめ
ヒトやモノ、作業や仕事、人の動きや意欲、計画と実績、社風と雰囲気、みんなみんな
『ま・とめ』で測ることができるのです。
それは、観察するだけです。 言われたらすぐに気づくことです。 間が悪いぞ、そーで
すよね。
ま・とめ のある職場はプライドが高い、誇りや自信に満ちているはずです。品質やコス
ト、スピードもきっと成功しています。
壁に掛けましょスローガン、胸に飾りましょワッペン、ところどころに印刷しましょう。
『ま・とめ』ができたら、あなたの職場はぴかいちになるはずです。
点検も指導もチェックも激励も賞賛も、点数ではなく『ま・とめ』点数で量ればOKですね。
●ど~すりゃいいのさ?
『ま・とめ』スローガンの良さは、誰でも分かる、知っている、気づける、納得できる、評価できる
だんだん良くなる、先輩と新人の違いがハッキリする、ベテランの味が出せる、さすが!という
余地がいくつでもある、さらに研究できる、まだまだ奥がある、極めることが難しい、永久改善。
方法や手段、最初にすること、最後にする事、毎日する事、点検する方法、・・・・・
誰にでもいつでも、いつまでも現場を見るときに使えるスローガンなんですよ。この記事へのコメント
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筆者紹介
花房 陵
イーソーコ総合研究所 主席コンサルタント
コンサル経験22年、物流から見た営業や生産、経営までをテーマに 28業種200社以上を経験。業種特有の物流技術を応用して、物流 の進化を進めたい。情報化と国際、生産や営業を越えたハイブリッド 物流がこれからのテーマ。ITと物流が一体となる日まで続けます。 -
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