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  • ブログ・高橋 久美子

    第91回:プレスリリースのポイント

    2011年11月30日

     
     
     

     あなたの会社で取り組んでいる業界内で役立つアイデアを、業界紙などにプレスリリースする話の続きです。メディアに伝える主旨としては、「全国の仲間に役立ててもらえる、こんなノウハウがあるのですが、ぜひ取材に来てください」という内容です。この際に、知っておかなければならない「注意点」があります。


     実は、せっかくプレスリリースしても、この「注意点」を知らないばかりに、取材に来てもらうチャンスを逃す人が多いのです。逆に言うと、この「注意点」を理解したうえでプレスリリースをすると、取材される確率は格段に上がります。ですから、よく聞いてくださいね。
     プレスリリースの際に気をつけるべきポイントは、いくつかあるのですが、特に押さえておきたいポイントが「3つ」あります。1つめのポイントは、『具体的である』ということです。どういうことか、ちょっと例を見てみましょう。
     例A=「うちは『スーパー・エコ・ドライビング・PJ』を行っています。全国の運送会社にお伝えして役立ててほしいので、ぜひ取材に来てください。」
     例B=「うちでは燃費走行マニュアルを作ってから、1台あたり約2割、全体で月50万円の燃費が削減できました。この方法を全国の運送会社にお伝えして役立ててほしいので、ぜひ取材に来てください」
     どうですか?2つの事例の違いがわかりますか?「例A」の『スーパー・エコ・ドライビング・PJ』というのは、この燃費走行の取り組みのプロジェクトの名前なのでしょうが、具体的ではないですし、どんな効果が得られるかわかりません。記者さんが読んだり聞いたりしたときも、一瞬で理解できません。
     しかし、多くの経営者は、自分のところでつけたかっこいいネーミングや、プロジェクト名に思い入れがあります。でも、この場合「それって何ですか?」と聞かれるようではアウトなのです。説明しなくても、読んだだけでわからなければ、「取材させてください」と、言ってもらうことはできません。リリース文は、できるだけ「具体的」にしてください。次回は特におさえておきたいポイント「その2」をお話していきます。

     
     
     
     

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    高橋 久美子

    あなたの会社が儲かっていない本当の理由
    規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

    全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会

     
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