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物流ニュース
IIJグループ 『国際コンテナ物流』の電子タグ実証実験に参画
2004年11月30日
インターネットイニシアティブ(IIJ、東京都千代田区)とアイアイジェイテクノロジー(IIJーTech、同)は11月30日、経産省が行う物流業界を対象とした『国際コンテナ物流』の電子タグ実証実験に参画すると発表した。同実験は世界初となる複数の業種が参加する本格的な国際海上物流の電子タグ実証実験。物流連が事業主体となり、国内(東京・横浜・名古屋・神戸)、海外(ロサンゼルス・アントワープ・香港・大連)各4拠点の工場・港(計20か所)で2005年3月まで行われる。
IIJグループは、同実験でEPCglobalが提唱するEPC体系に準拠した「EPCシステム」とネットワークインフラを提供する。「EPCシステム」とは、電子タグコードや属性情報、履歴情報などの電子タグに紐付く情報をインターネット上で登録・参照・変更することを可能とするシステム。従来の自社または業界に閉じた電子タグの利用ではなく、より汎用的で拡張性に優れた利用を実現するという。
実証実験では「EPCシステム」を活用して、荷主となる製造業者から陸上・海上コンテナ輸送を経て仕向地に至るトレードレーンでの物流全体の業務プロセス改善による効率化を実証する。
例えば、物流業務の基本単位となるコンテナ、パレット、ケース、個品の電子タグ情報を階層化し、同システムで管理を行うことで、コンテナが港湾を通過した後の貨物追跡や、倉庫でのコンテナへの積み込み・積み卸しといった作業にともなう貨物履歴の可視化を実現するなど、有効性を検証する。
IIJグループは、2003年に大手アパレルメーカーが行った電子タグ実証実験に参画。世界初となる「EPCシステム」を自社開発するなど、積極的に電子タグ事業を推進している。 -
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