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    「遺品を通して事故防止を」警察博物館で交通安全展

    2007年11月29日

     
     
     

     交通事故で亡くなった人たちの遺品を通して事故防止を訴える「交通安全展〜事故ゼロをめざして」が16日から21日まで、東京都中央区の警察博物館で開催された。
     初日の開場式には、今年1月に長女を交通事故で亡くしたタレントの風見しんごさん(写真)も出席し、事故ゼロへの願いを訴えた。


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     同展は交通死亡事故が増加する年末に向けた対策として、警視庁交通部が企画しているもの。
    会場には交通事故で死亡した18人のパネルや遺品が展示してあり、命の重さと交通事故の悲惨さを訴えている。
     長女が大事にしていたランドセルを遺品として提供した風見しんごさんは、「遺品を展示することは勇気がいりました。迷ったが、交通事故が減ればという思いで提供しました」と話した。
    「事故の前日、娘が僕と手をつないで一緒に渡った横断歩道での事故でした。
    朝には元気に『行ってきます』といって出ていきました。
    事故に遭ったと聞いて、泣いているんだろうなと思って駆けつけたら、娘の姿はなく、トラックの下になっていました」
    と、事故当時の模様を語った風見さん。
    「子供を守ってあげられるのは大人しかいない」
    と、大人が子供の安全に関心を持つことの大切さも伝えた。

     
     
     
     
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