ＵＰＳは26日、アジア地域の中小企業の競争力に関する意識調査2009年「ＵＰＳアジア・ビジネスモニター（ＡＢＭ）」の調査結果を発表した。

　今年で5回目となる同調査は、日本、中国、インドを含むアジア太平洋12か国・地域の1200名の中小企業経営者を対象に、経済成長、雇用、貿易拡大に関する見通し、中小企業の競争力や懸念事項、世界経済の減速により予測される影響などについての見解や認識を調査したもの。
　今年は景気の影響を受け、昨年までの傾向とは大きく異なる結果が得られた。具体的には、「経済の成長見通しと回復時期は悲観的」、「競争力の要因として人材を最重視」、「期待される産業分野に大きな変化」、「日本の中小企業の競争力はアジアで最高の評価を獲得」、「日本が一番低いサプライチェーンへの意識」などの傾向が見られたという。