財務省はこのほど、3月に行われた輸入手続の所要時間調査の結果を発表。同調査は約3年ごとに行われるもので、今回で第9回目。

　今回、輸入者のＡＥＯ制度を利用した場合の調査も初めて実施。その結果、海上・航空いずれの場合についても通関所要時間（輸入申告–輸入許可）は0.1時間となり、一般海上貨物の3.1時間および同航空貨物の0.4時間に比べて大幅に短いことが明らかになった。同省はこの結果を踏まえ、今後もＡＥＯ制度の利用拡大に努めていくとしている。
　また、一般海上貨物の所要時間は、前回（平成18年）の調査に比べて0.2時間短縮されたことが分かった。