【愛知】愛ト協の海上コンテナ輸送分科会（山本敦委員長）は11日、海部郡飛島村で安全講習会を開催。ドライバーら170人が参加し、コンテナ車横転のメカニズムについて学び、運転技術のレベルアップを図った。

　5月に名古屋市港区で発生した海上コンテナ車の横転事故を受けて、事故防止への知識と意識を高めようと実務委員会（相川章委員長）が企画。蟹江警察署の朝田武交通課長が同署管内の事故発生状況と事故事例を説明した。
　研修では、安全専門チームによる海上コンテナ輸送についての認識テストを実施。ほとんどのドライバーはコンテナの基礎知識を把握していた。
　同分科会がまとめた「横転のメカニズム」について伊吹運輸の村上稔昭氏が説明し、トレーラ横転実証実験のＤＶＤも上映し、メカニズムを勉強した。遠心力と重力の相乗によって力の向きが移動し、臨界点を超えて横転する様子を解説。（戸嶋晶子記者）